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思考の最果て
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白銀(WriteIDEA)

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週刊 WriteIDEA -2017.4.7-
 <今週の白銀>
 エイプリルフールネタは割と即興で用意したものだったりします。
 ゲームやアニメ、ホビーなどでもエイプリルフールのネタは色々楽しませてもらいましたが、もう毎年恒例の一大イベントと化してしまいましたね。
 ポプテピピックのアニメ化には笑わせてもらいましたが、期待しています。酷いクソアニメになったとしてもそれはそれでありだなと思ってしまえる辺りどう転んでも良い感じがしますね。声優は誰になるんだろう。
 ゲームではFF14とダークソウル3とMHF、とちょっと慌しいことに。というかMHFほとんどできてないんですけどね……。FF14が週制限緩和で聖典900まで取れるようになったので週のノルマが増えた感じになっています。まぁ、ここまでくると毎週900まで溜める必要性はあんまりないんですけれどね。
 
 
 
 
 <創作の現況>
 まさか倦怠期……!?(;´д`)
 
 
 <IDEA Pickup>
 今回のピックアップは『世界の守り手』。
 
 こちらも執筆期間1ヶ月ほどという短期間で書き上げた作品。
 前作『双魂の焔龍』に引き続き、ハイファンタジー世界観ですが、この作品はこれまで私が書いてきたハイファンタジー作品とはやや趣が異なっています。
 というのも、『魔操世界』『月刀狼牙』『双魂の焔龍』の世界観はハイファンタジー系ではあるものの、ある種現実的な観点から世界観が形成されています。ところが、この『世界の守り手』という作品では、世界観の根本には創世樹という存在があり、その創世樹によって天上、地上、地下の3つの世界が支えられて存在している、という特徴を持っています。
 世界の成り立ち、根底の部分からしてファンタジーな作品、として考えた作品であると言えます。
 また、いわゆる剣と魔法による勇者の冒険、といった要素はこの作品においては物語開始の500年前に通過しており、魔族と人間の戦いが終わった後の世界を舞台としています。そもそも、この世界における魔族の成り立ちも、創世樹に触れてその欠片を得て力を持った一人の人間が発端となっていて、魔王となり魔物を生み出し世界を脅かすようになり、創世樹の一部から作り出された神器と呼ばれる武具を手にした勇者がこれを討伐したというのが500年前の大戦のあらましです。
 また、この作品ではメインキャラクターの方向性を特化させることを試していて、主人公ユウは設定上最強の存在だけど極力戦闘をしない、ゼアは冷静な戦闘狂、リネアは善悪の価値観が存在せず、ソールは過去を引き摺る守銭奴、ディガンは堅物な常識枠(読者の代弁者)、という方針でキャラクターが作られています。
 作中でも語っていますが、ユウというキャラクターはあの世界における影の立役者でもあり、その関係もあって作中では特殊な立場で各国の依頼を受けて動いていますが、厳密には人間ではない自分が主体になって物事を解決することを良しとしていません。チートキャラがそのチート能力を活かして一人であっさりと難題を片付けても、その他大勢のためにならない、という考え方を持っており、自身の出自による能力的な影響のほとんどない、人間と同じ立場でいられる弁舌のみを普段の武器にしています。ただ、それでも蓄積された経験や思考から、その口撃は強力ではありますが。
 ユウが戦うのは最後の最後、後がなくなった時、公のためではなく私のために力を振るう、という線引きをしています。
 この思想のため、ユウは常に人間から仲間を選び出しており、力を行使する場面ではその仲間たちに任せる、というスタイルを取ります。仲間たちはユウ本人が各地を巡っている際に見出され、言いくるめられた者がほとんどです。時が経ち、仲間たちの戦う力が衰え始めたのを見て取ると、その任を解き別れる、というのを繰り返しています。
 ゼアは最終的にユウを戦闘において打ち負かすことを目標としており、ただひたすらに強さを求め、強くあろうとする、そのストイックな精神性や戦闘能力はユウも一目置いています。
 リネアは一見感情豊かな少女ではありますが、暗殺者に拾われ、武器の一つのように育てられた経緯を持ち、およそ人間らしい感情を教えられずに育ったため、善悪や喜怒哀楽といったものが欠落しています。ただ、育ての親である暗殺者は彼なりに愛情を持ってはいたものの、それを表現したりおよそ人間らしい感覚を伝えることができずに死去することになりました。その場に居合わせたユウが引き取る形で仲間となり、それからユウと共に過ごしたことで感情を学びつつありますが、善悪については理解できていません。しかし、この善悪という概念がないリネアの精神性を、ユウは純真だと捉えています。
 ソールは亡国の王女であり、国が滅びた時や、その直後の再興を図る者たちによる担ぎ上げなどで人間の醜い部分を嫌と言うほど見ることとなり、他者に対する不信感が肥大化した皮肉屋になっています。路地裏に潜んだり、苦汁を舐めて過ごした期間もあり、孤児や恵まれない環境にある者たちに対する共感と、そういった者たちを救いたいという思いから孤児院やそれに類する組織の設立を目指して資金を集めています。大人や政治家に対する不信感は強いものの、子供に対しては優しく、荒んだ環境にある者を救いたいという面もあり、根は純粋です。それを指摘するユウのことはを煙たがっていますが、報酬が良いので我慢しています。
 ディガンはかつてソールの護衛をしていましたが、国のごたごたの際にソールとは離れ離れになってしまい、その後は傭兵として過ごしていた人物です。言わば、突拍子も無い事柄に対する読者の目線となるキャラクターとして設定した常識人枠です。
 キャラクターとしては、仲間たちそれぞれに通常の作品ならほぼ主人公と言える要素を持たせていたりします。この作品の主人公はあくまでユウではありますが、意図的に作中存在としては完全なオーバースペックにしています。
 
 この作品の続きとしては、500年前に終結した大戦時代の回想的な方向と、その大戦後から今回の話に至るまでの時系列での過去話の方向性、この話の後を描く単純な続き、という3つの方向性が構想できるようになっています。
 一応、この作品としてのラストは考えてあり、いつかゼアがユウと戦って勝つ、というのが最終的な結末の形になりそうです。そこに至るまではほぼまっさらな状態なので、拡張性は高いと言えるかもしれません。
 
 
 <娯楽万歳>
 というわけで今回は旬なので『光のお父さん』を取り上げてみたいと思います。
 
 元々はオンラインゲーム『FINAL FANTASY XIV(以下FF14)』のゲームプレイブログで連載されていたノンフィクションの企画であり、それが話題を呼んで人気になりドラマ化計画がスタート、そのドラマの原作として書籍版が発表され、先日発売されました。ドラマも早いところは来週から放送が始まります。
 元ネタのブログ『一撃確殺SS日記』は、FF14だけでなく、他にも多くのオンラインゲームを渡り歩いて話題として記事にしたり、ホビーやアニメなどの話題にも触れているブログとなっていて、そこの管理人であるマイディーさんの趣味全開といった内容になっています。
 オンラインゲームに対する情熱は凄いもので、本当に様々なオンラインゲームに触れているようです。そんなマイディーさんが今一番遊んでいるのがFF14なわけですが、そこでリアルに色々なことが重なり、ふとしたことから始まった『光のお父さん』計画が話題を呼んで今に至ります。
 この辺りのことは詳しく書いても仕方がないことなので、1人のFF14プレイヤー兼創作に携わる者としてこの作品に触れてみようかなと思います。
 書籍版はつい先日読み終わりました。
 ゲームプレイブログの書籍化、という珍しい試みですが、上手く出来ているんじゃないかなと思います。
 小説やエッセイのような、単純な文字文章による書籍として見ると、書籍版『光のお父さん』は構造からして型破りで、文章作法的にもお世辞にも良い評価は付け辛い見栄えになっています。
 ただ、ここで考慮しなければならないのは「ブログの書籍化」というところで、ブログで連載されていた際の雰囲気や表現というのが重要な部分になります。そう言った観点から見ると、ほぼ全てのページにスクリーンショットによる画像が掲載され、文字はサイズ変更や色変更が駆使され、三点リーダも使われない、この構成は「ブログを書籍化した」という点においては正しい形をしていると言えます。
 個人的には、「先が読みたくなる形」になっているなと思えたので、一創作者としては感心しつつも羨ましくもあり妬ましくもありといったところ。
 ドラマ版ではリアルパートがあるようですが、書籍版ではリアルパートは控え目で、過去の回想や食卓での会話ぐらいでゲーム中心となっていました。これがドラマ版でどうなるのか、というところには注目しています。
 
 いわゆるオタク文化的なものは、一般世間というものからはあまり良い目で見られない。ゲームやアニメ、マンガに対する偏見的イメージはまだそれなりにあるように思います。それがこのドラマによって変わるかどうかは正直分かりませんが、オンラインゲームというものの普通のあり方が描かれた希少な本となっている気はしています。
 ライトノベルや、マンガ、アニメ、そういった方面に向いたオンラインゲームを題材にした作品とは違い、一般に向けたオンラインゲームを中心とした作品になっています。
 正直、創作もしている一プレイヤーとしては中々に悔しい出来事です。自分のオンラインゲームでの経験がドラマになり、放映され、書籍も出版される。滅多にあることではありませんし、前代未聞とも言われていることですから、できることならその当事者に自分がなりたかったという思いはあります。
 とはいえ、これまた悔しいことに、私はそこまで熱意を持っていなかったというのもまた事実。FF14は娯楽として趣味として遊んではいましたが、それを発信したりということはほとんどしていませんでしたし、『光のお父さん』のような要素も私のプレイ経験にはありませんでしたから。
 オンラインゲームの可能性、という点で画期的な事象となれるのかどうか、今後に期待しています。
 
 
 <連載>
 『トライ・ウィズ・ユー』
 #9
 
 
 トライアリウスが物心付いた頃には、どうしてくっついたのかすら分からないほど険悪だったようだ。もしかすると、彼が生まれたことで更に仲が悪くなったのかもしれない。
 両親に疎まれ、日常的に暴力を振るわれていたらしく、良く見れば小さな傷痕がいくつもある。羽と違い、こちらの傷はそのうち消えるだろう。それでも、心が負った傷はそう簡単に癒えるものではない。
 背中の翼を引き千切られたことで大騒ぎになり、近所の住民の連絡などからここに預けられる運びとなったということだった。
「何かやりたいことはないの? なりたいものとかは?」
 ひとしきりトライアリウスの話を聞いてから、ユウリは優しく言った。
 どれだけ疎まれていたとしても、血の繋がった両親のことはまだそう簡単には割り切れないだろう。保護されたばかりなのだから、折り合いをつけるには時間がかかる。
 ただ、前を向くべきだ。顔を上げていいはずだ。これからは怯えて過ごす必要はない。
 後ろや下を向いたままでは、辛いだけだということはここにいる者なら嫌というほど知っている。
「僕は……プレーヤーになりたい」
 ゆっくりと顔を上げ、そう口にするトライアリウスの瞳には、確かな光があった。
 周りにいた子供たちは目を丸くして顔を見合わせ、そしてユウリを見る。
 
 
 ――つづく
 
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