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思考の最果て
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白銀(WriteIDEA)

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週刊 WriteIDEA -2018.12.7-
 <今週の白銀>
 日中に20℃を超える気温の日があったり、寒いなと感じる日があったりで寒暖の落差が激しい一週間でした。となると気圧の変化も相応に発生するので、喘息の気管支にもちょっと影響が出ていました。さすがに発作とか入院とかそういうレベルでは無いにしろ、「あ、今日は何か調子悪いな」ぐらいには自覚症状が出ます。
 そして12月に入りました。
 今年も後1ヶ月を切っています。今年中にやっておきたかったことで、達成できていないものが結構あるような気がしますが、出来ていないものは出来ていないと開き直って、今やれる範囲で進めて行くしかないですね。
 
 
 
 
 <創作の現況>
 『救国のアルザード』進捗50%
 
 
 <IDEA Pickup>
 『ゲーム的構想パターン』の話題、3回目。
 今回はファンタジー系世界観の作品における構想について。
 
 私がこれまでに手掛けたファンタジー色の強い作品というと、『魔操世界』『月刀狼牙』『双魂の焔龍』『世界の守り手』辺りは分かり易く世界観がファンタジーベースですね。
 これらのうち、『魔操世界』と『月刀狼牙』は以前にも話題にした通り、魔素や魔力、魔法、魔術といった概念が存在し、魔物的なものまで発生する実にファンタジーベースな世界観として構想されています。
 作中の設定等は以前にも書いているので割愛するとして、これらの世界観やストーリーの構想にはゲーム的な見方や構想パターンが用いられています。
 ゲーム的、というと限定的に聞こえてしまうかもしれませんが、いわゆる魔法やそれにまつわる設定に関するものと、魔物的なものにまつわる設定において、設定を考える段階でそういうものの見方も参考にしている、という程度です。
 特に、RPGで言うところの雑魚敵をどうするか、という部分において構想していくことが多めです。
 都市や町といった、集落外でランダムあるいはシンボルでエンカウントするような敵対存在をどう設定するかというのはその作品世界作りにおいては、あまり軽視してはいけないものだと考えています。作品世界における常識だとか、一般人の認識や能力レベルを測ったり示したりするのにも有用ですし。
 で、例えば集落外で現れるような敵対存在を野生動物とするのか、それとはまた別種のものとするのか、その危険度や、駆除あるいは狩猟していって良いものなのか、というのは割と作中世界の一般人たちにとっても身近な問題なので、ある程度はしっかりした設定を考えておきたいと思うわけです。
 『魔操世界』や『月刀狼牙』の世界観では、野生動物とは別に、魔生体や魔物化という概念によって生じる狂暴化個体が発生する世界観を構築しているので、これらがいわゆるフィールドモブのうち、倒せば政府や自治体、ギルド等から報酬が出る積極的な駆除対象として確立されており、それらを中心的に狩る賞金稼ぎや冒険者、ハンターみたいな職が存在し得る土壌となっています。
 「ファンタジーベースの世界なら魔物とかいるよね→魔物の設定をどうするか→世界観的に駆除対象(報酬が出る)にすれば賞金稼ぎや旅人みたいな職も不自然ではないかも→駆除対象にするならどういう設定が良いか→……」
 大体こんな感じで設定を連想しつつ考えていくようなイメージでしょうか。
 ちょっと大げさに言ってはいますが、要するに、作中の細かな設定や色んな部分に影響を及ぼしうる設定などを、無理なく自然に関係させていったり、連想できる部分の設定を不自然にならないように理屈付けしたりしようとしているだけではあります。
 
 
 <娯楽万歳>
 書く時間なくなっちゃった^q^
 
 
 <連載>
 短期集中連載企画
 『魔導戦騎 救国のアルザード アウトサイド 三獣士』
 #強剣の刃狼2
 
 
 雨が降りしきる中、作戦開始を《グルム・ヘイグ》の操縦席で待つ。
 作戦と言っても、やることは単純明快だ。
 ウルは真っ直ぐ突き進んでベルナリアの防衛線を突破し、結界の破壊に向かえば良い。
 《グルム・ヘイグ》はセギマの主力機体《ヘイグ》の改良機でもある《ジ・ヘイグ》を専用にチューンした機体で、その性能は現行魔動機兵の最高水準と言われている《アルフ・カイン》にも並ぶとされている。《ヘイグ》自体、設計思想がアルフレイン王国の主力機体でもある《アルフ・アル》に近いバランスの取れたものになっているため、この系列の機体は汎用性が高い。
 《ヘイグ》には基礎設計の段階で、魔動機兵の生みの親とも言われるベクティアのモーガン・レファイが関わっているため、三ヵ国の中でも機体の総合的な質はセギマが最も上だ。
 中には、モーガンが関わったのは《ヘイグ》をベクティアの次期主力量産機を開発するための叩き台にするためだ、等と言う者いるようだが、その辺りの事情はウルにとってはどうでも良い。
 濃い灰色のカラーリングに、鋭角的な装甲のシルエット。背面のウェポンラックには片刃の専用アサルトソードを片側三本ずつ、合計六本装備し、腕部には炸薬弾を装填した小型のランチャー、腰部には閃光手榴弾を仕込んである。
 出撃の際には標準的な突撃銃と、予備の弾倉をいくつか搭載した小盾を持って行くのがいつものスタイルだ。
 今回の出撃では閃光手榴弾に特殊な魔術信号を発するよう手を加えたものが含まれており、作戦の成否に関わらず撤退の合図となっている。
 また、普段よりも単独での突出が予想されるため、背面ラックのアサルトソードを左右それぞれ一本ずつ追加し、腕部ランチャーにも追加弾倉が増設されている。
 機体重量が増加してはいるが、専用アサルトソードは元々が軽量なのと使い捨て前提の面もあるため、さほど問題はないだろう、というのが整備士長の言い分だ。
 今回のような作戦の場合、機動力を上げる追加装備などでもあれば良いのだが、そう簡単に開発できるようなものもない。それに、下手な追加装備は魔力消耗を早めるだけだ。
「よし、全機、準備はいいな?」
 ダオグからの通信が入ったのを合図に、機体へ魔力を通す。
 プリズマドライブが唸りを上げ、屈むような姿勢だった《グルム・ヘイグ》が立ち上がる。
「我々はベルナリアに突入次第、全速で突撃をかけるウル隊長を支援する。混戦、乱戦が予測される。同士討ちには注意しろ!」
「了解!」
 部下たちの返事を聞きながら、ウルは《グルム・ヘイグ》を歩き出させた。
「《フレイムゴート》は獅子隊と交戦したとの情報が入っていたな」
「獅子隊か……」
 アルフレイン王国でも名の知られた精鋭部隊だが、これまでに交戦したことはない。
 ベルナリアの防衛において一二を争うほど精強な部隊だと言う噂だ。
 腕が立つというのであればウルとしては是非とも戦ってみたいものだが、《フレイムゴート》を撃退したのが獅子隊だと言うなら無傷とはいかないだろう。《フレイムゴート》の襲撃から今回の作戦実行までの期間の短さを考えると、修理が間に合うかは微妙なところだ。相応に被害が出ているなら、まず今回は出撃できまい。
「《バーサーカー》ってのも確か獅子隊にいるんでしたっけ?」
 部下の一人が口を挟んだ。
 獅子隊を率いる《守護獅子》も有名だが、それと同程度に名前の挙がるのが《バーサーカー》と呼ばれる人物だ。
 その戦い方は《バーサーカー》と呼ぶに相応しいと、生き延びた者たちは言う。だが、《バーサーカー》と直接戦って生き延びた者は極端に少なく、獅子隊を含めた激戦を振り返って誇張されたものだと否定する者も多い。
「《バーサーカー》ねぇ……実在するもんなんですかね?」
 何せ、魔動機兵が魔動機兵を投げ飛ばしただの、小剣を振り回すように大剣を振るうだの、魔動機兵というものの常識を疑う話ばかりが飛び出してくるのだ。そんな戦い方をすれば《バーサーカー》自身の機体が持たないのもそうだが、そもそもそれだけの出力が発揮できるような魔力適性を持つ人間がいるのかが疑問だ。
「隊長に勝てる奴なんていませんよ」
 しかし、もしもそんな化け物じみた魔動機兵が存在するというのなら、戦ってみたい。
 戦争などくだらないことだとは思うが、魔動機兵とそれを使った戦いは、正直言って楽しいと感じる。機体の性能の違い、魔力適性の大小、それらに策や技量を合わせてぶつけ合い、勝敗を競う。
 結果的に命を失ったり、奪ってしまったりすることは仕方が無いことだ。だが、だからこそ、充実感があるとも言える。
「ベルナリアが見えてきたな……全員、気を引き締めろ!」
 雨空の中、廃都の姿が見えてくる。ダオグの号令に、部下たちも意識を切り替える。
 獅子隊は良く名前の挙がる部隊だが、後が無いアルフレイン王国の部隊はどこも必死で、手強い。これまでにベルナリアを突破できていないのがその証拠だ。獅子隊ではないからと、気を抜いていられるような相手ではない。
 情勢的にはアルフレイン王国を追い詰めているはずだが、未だに詰め切れずにいる。全戦力ではないにしろ、それぞれ思惑があるだろう三ヵ国が合同で作戦を展開をするのも、そろそろ痺れを切らし始めているということでもあるのだろう。
 セギマとしては今回の作戦でどうにか決着をつけたいところだろう。アンジアとノルスに協力を要請したことで、セギマは足元を見られる可能性もある。まだ王都への攻撃も控えているというのに、前線配備の七割を投入するというのもリスクは小さくない。それだけ今回の作戦を重要視しているということだ。
 あまり戦力を消耗し過ぎると王都への侵攻時にセギマだけ戦力が少なくなってしまい、三国内での発言力を弱めることにも繋がりかねない。かと言って、この状況で足踏みしていても、いずれアルフレイン王国にも限界は来るだろうが三国それぞれの消耗もまた増えてしまう。
 アンジアやノルスも同じようなことは考えているのだろうが、一番最初に協力を求めたところが下に見られるのを懸念して、他国が言い出すのを待っていた部分はあるだろう。
 国家の利益やしがらみ、政治など、つくづく面倒くさいことだ。
 ウルとしてはただ最前線で戦っていられるなら、それだけで良かった。
「敵影確認!」
 ベルナリアの廃墟の中を、いくつもの魔動機兵が突き進む。
「よし、ウルはそのまま直進を維持、戦闘は最低限に結界の破壊を優先しろ」
「ああ、後は任せる」
 ダオグに答え、ウルはヒルトを握り直した。
 
 
 ――つづく
 
 
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